Lenovo ThinkPad X220 (4286CTO, Core i5-2520M, メモリ8GB, HDD 320GB, Centrino Advanced-N + WiMAX 6250) に Vine Linux 6 (x86_64) をインストールした時のメモです。PC にはじめから入っていた Windows 7 との dual boot にしました。
主な手順は
- GParted で HDD のパーティションを2つに分ける
- Vine Linux 6 を外付け DVD (USB接続) からインストール
- Windows ブートマネージャーで、起動するOSを選べるようにする
のようです。
GParted で HDD のパーティションを2つに分ける
GParted Live の ISO image を
こちらからダウンロードしてCDなどに焼き、そのCDからブートします。
初期状態は以下のようでした。
/dev/sda1 | ntfs | SYSTEM_DRV | 1.17 GiB |
/dev/sda2 | ntfs | Windows7_OS | 287.15 GiB |
/dev/sda3 | ntfs | Lenovo_Recovery | 9.77 GiB |
未割り当て | 未割り当て | | 1.34 MiB |
/dev/sda2 を選んで適当なサイズに[リサイズ]で縮小します。
その後、作成した未割り当て領域を選択し、[New]
種類: 基本パーティション
ファイルシステム: ext3
[Apply]
Vine Linux 6 を外付け DVD (USB接続) からインストール
あらかじめ Vine60-DVD-x86_64.iso を焼いた DVD からブートします。それからは
こちらに従って進めます。以下ポイントのみ。
ディスクの設定
ファイルシステムタイプ: swap
容量(MB): 10240
固定容量
マウントポイント: /
ファイルシステムタイプ: ext4
最大許容量まで使用
の2つの領域を作成。
ブートローダの設定
「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れます。
ブートローダをインストールする場所: /dev/sda5 ブートパーティションの最初のセクタ
MBRにはインストールしません。
Windows ブートマネージャーで、起動するOSを選べるようにする
GParted Live CD から起動
HDDの Windows と Linux パーティションの操作を行うため、再度 GParted Live CD から起動します。HDDにインストールしたLinux はまだ起動できませんので。
で、以下の操作で、ブートパーティションの最初のセクタにインストールした Linux ブートローダを vine.bin というファイルに書き出します(ファイル名は任意)。
sudo mount -t ntfs /dev/sda2 /mnt
cd /mnt
sudo dd if=/dev/sda5 of=vine.bin bs=512 count=1
[exit] で GParted から抜けます。
Windows 7 起動
いよいよ Windows ブートローダの設定です。
[スタートメニュー]-[全てのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト] ([右クリック]-[管理者として実行]) としてコマンドプロンプトを開きます。
C:\> bcdedit /create /d "Linux" /application bootsector
エントリ {ほげほげ} は正常に作成されました。
C:\> bcdedit /set {ほげほげ} device partition=C:
C:\> bcdedit /set {ほげほげ} path \vine.bin
C:\> bcdedit /displayorder {ほげほげ} /addlast
C:\> bcdedit /timeout 30
最初のコマンドで表示される {} の部分を以下のコマンド入力の際に指定します。
その後、
C:\> bcdedit
Windows ブート マネージャー
(略)
Windows ブート ローダー
(略)
リアル モード ブート セクター
--------------------------------
identifier {ほげほげ}
device partition=C:
path \vine.bin
description Linux
と表示されることを確認します。これで Vine Linux 6 が起動できるようになっているはずです。
参考
以下のサイトを参考にさせていただきました。