さて、仕事用マシンの Dell Precision T1600 を早速 upgrade してみました。しかし結構はまってしまいました。
スペックは以前と同じ。すでに Vine Linux 6 がインストールされており、メインのレポジトリが6.1に移行すると同時に update-watch が80個以上も更新パッケージがある、と知らせていましたので、apt-get により upgrade しました。
本来であれば、single user mode で作業すべきなのですが、自分しか使っていませんので、手抜きして、仮想コンソールで作業しました。gdm のログイン画面で [Ctrl]+[Alt]+[F2] を押し、rootでログイン。
# eng # apt-get update # apt-get dist-upgrade
ここまでは特に問題なく進んだのですが、マシンを再起動すると、GRUB 画面のすぐ後で
pnp 00:0a: can't evaluate _CRS: 12311
という表示が出たまま、マシンが固まってしまいました orz...
強制的に電源を off し、再度起動して GRUB で今度は previous kernel (2.6.35) を選ぶと、普通に立ち上がりました。
いろいろと試してみましたが、結論を書きますと、起動時カーネルオプションに "nomodeset" を加えて起動すると、kernel 3.0.38 で立ち上がりました。起動時にカーネルオプションを変更する方法は Vine Linux 6 マニュアルに説明があります。
とりあえず起動できたので、こちらの説明に従い、この設定を GRUB に設定しました。
$ sudo vi /boot/grub/menu.lst
...
title Vine Linux (Current kernel)
root (hd1,0)
kernel /boot/vmlinuz ro root=LABEL=/ resume=swap:/dev/sdb2 \
vga=0x314 splash=silent quiet nomodeset #(実際は1行)
...
本当にこれで良いのかどうかは分かりません。試される場合は自己責任でおねがいします。
こんな記事もありましたが、GPU(ドライバ)が原因でしょうか?
付録?
以下は、上記に行き着くまでに試したこと(の一部)です。(恥ずかしくて全部は書けません...)
- gparted-live-0.13.0-3.iso を焼いた DVD から起動 これは起動途中で止まってしまいました。ちなみに kernel 3.2.23-1 です。
- CentOS-6.3-x86_64-LiveDVD.iso を焼いた DVD から起動 こちらはデスクトップ画面が現れました。kernel 2.6.32-279 です。
- Vine Linux 6.1 で、previous kernel (2.6.35) で起動した時の dmesg
- ubuntu forum でのスレッド 上記の "pci=nocrs" を手がかりにこのスレッドに行き着き、そこで "nomodeset" というオプションがあることを知りました。
という気になるメッセージがありました。PCI: Using host bridge windows from ACPI; if necessary, use "pci=nocrs" and report a bug
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