2012年3月7日水曜日

Octave 3.6.1 install on Vine Linux 6

Octave 3.6.1 がリリースされていました。例によって Vine Linux 6 にインストールしました。

前回、configure で Pcre が見つからない件がありましたが、本家 ML で回避策が出ていました。下記の赤字の部分が前回と違う点です。

sudo apt-get install hdf5 hdf5-devel blas blas-devel \
lapack lapack-devel ImageMagick-devel ImageMagick-c++-devel fftw3 \
fftw3-devel glpk glpk-devel glpk-utils qhull qhull-devel \
suitesparse suitesparse-devel pcre-devel fltk fltk-devel
cd /tmp
wget http://ftpmirror.gnu.org/octave/octave-3.6.1.tar.gz
gtar xfvz octave-3.6.1.tar.gz
cd octave-3.6.1/
CFLAGS=-O CXXFLAGS=-O ./configure --prefix=/usr/local/octave \
CPPFLAGS="-I/usr/include/pcre -I/usr/include/ImageMagick \
-I/usr/include/suitesparse" LDFLAGS="-L/usr/lib64"
make
make check
sudo make -n install
sudo make install

2012年3月3日土曜日

Hiki install

HikiはWikiシステムです。職場の情報共有用にサーバを立ててみました。ホストは当然 Vine Linux 6 です。

Apache (http server)


何はなくともweb server。Vine に標準で入っていた Apache (apache2-2.2.21-4vl6.x86_64.rpm) を使いました。

設定ファイル:
# cd /etc/apache2/conf
# cp -pi httpd.conf httpd.conf.ori
# vi httpd.conf
<Directory />
    Options FollowSymLinks
    AllowOverride None
    Order deny,allow
    Deny from all
</Directory>
<Directory "/var/www/html">
    Options Indexes FollowSymLinks
    AllowOverride All
    Order allow,deny
    Allow from all
</Directory>

/ の設定は、セキュリティーポリシーがしっかりとあるわけではありませんが、以前からの設定を踏襲して。

/var/www/html の設定は、後の Hiki での設定と整合させるために必要です。 .htaccess で制御するのでなく、こちらに下の .htaccess の内容を書いても良いのだと思います。

[システム]-[システム管理]-[サービス]
apache2 有効, 開始

[システム]-[システム管理]-[セキュリティレベルとファイアウォールの設定]
WWW(HTTP) 追加

Hiki


次に Hiki。cgi などは Vine の標準である /var/www/html 以下に、Hiki で作成するページのデータは /usr/local/hiki に置くことにしました。

# cd /var/www/html
# gtar xfvz /tmp/hiki-0.8.8.1.tar.gz
# mv hiki-0.8.8.1 hiki
# chown -R root:root hiki
# cd hiki
# mv -i dot.htaccess .htaccess
# mkdir /usr/local/hiki
# cp -pr data /usr/local/hiki/
# chown -R apache:apache data
# mv -i hikiconf.rb.sample hikiconf.rb
# vi hikiconf.rb
@data_path       = '/usr/local/hiki/data'

Test


Webブラウザで http://localhost/hiki/ にアクセスして編集してみます。
別のホストからも接続してみます。

参考

2012年3月2日金曜日

Vine Linux 6 (x86_64) install on Dell Precision T1600

Dell Precision T1600 に Vine Linux 6 (x86_64) をインストールしたメモです。

スペック
  • CPU: Xeon E3-1270
  • メモリ: 16 GB
  • HDD: 1 TB x 2
  • Video Card: NVIDIA Quadro 2000 1GB
  • モニタ: U2412Mb (1920x1200)

例によって Windows 7 と Vine Linux 6 とのデュアルブートにします。HDDが2台あるので、1台目はそのまま Windows 7 を残し、2台目に Linux をインストールします。ブートローダは X220 のときと同様、Windows のものを使います。したがって今回はHDD のパーティションは特にいじらないので、GParted は不要です。

Install Disk から起動


PCの電源を入れたらすぐに[F12]を長押しし、起動ドライブの選択画面を出します。Vine60-DVD-x86_64.iso を焼いた DVD をドライブにセットし、そのドライブを起動に選びます。

ディスクパーティション


/dev/sdb (2台目HDD) に / (root, ext4) と swap を作りました。
/dev/sda は Windows が入ったままなので触らない。

ブートローダの設定


「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れ、ブートローダをインストールする場所は、

/dev/sdb1 ブートパーティションの最初のセクタ
とします。

インストール終了後


マシンが再起動しますが、Windows ブートローダの設定をしていないので、そのままでは Vine Linux は起動しません。今回は、Vine Linux 6 install DVD の rescue mode を利用してブートセクタのコピーをしました(rescue mode についてはVine Linux レスキューモード利用ガイド参照)。

rescue mode が立ち上がったら下記のように作業。やっていることは、Windowsのパーティション (WindowsでCドライブとなるパーティション) をマウントし、Vine Linux をインストールしたディスクの先頭ブロックに入っているブートセクタをファイルとして Windows パーティションに保存する、ということ。

# chroot /mnt/sysimage
# mount -t ntfs /dev/sda3 /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom
# dd if=/dev/sdb1 of=vine.bin bs=512 count=1
# exit
# exit

Windowsブートローダの設定


Windows 7 を起動します。[スタートメニュー]-[全てのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]([右クリック]-[管理者として実行]) でコマンドプロンプトを出し、以下を入力します。

bcdedit /create /d "Linux" /application bootsector
エントリ {ほげ} は正常に作成されました。
bcdedit /set {ほげ} device partition=C:
bcdedit /set {ほげ} path \vine.bin
bcdedit /displayorder {ほげ} /addlast
bcdedit /timeout 30

Vine Linux 起動


ようやくこれで Vine Linux を起動できるようになりました。

心残り


ディスプレイは奮発して24inch。最大1920x1200の解像度が表示できますが、Vine Linux 6 付属の nv ドライバ (? vesa かも) では Quadro 2000 に対応していないのか、vesa ドライバが使われていました。そのため解像度は 1600x1200 が最大で、このままだと画面表示がちょっと横にのびてしまいます。これは nvidia から配布されているドライバなどを使うと改善するかもしれません。要調査。

xorg-x11-drv-nvidia


(2012-03-08 追記)
というわけで「Installing Vine Linux 6.0 beta2 on ZOTAC IONITX-P-E」を参考に、nvidia のドライバを入れてみました。Vine ではすでに xorg-x11-drv-nvidia というパッケージになっています。感謝。

# /sbin/telinit 3
# apt-get install xorg-x11-drv-nvidia
 libvdpau-0.4.1-1vl6.x86_64             #####################
 xorg-x11-drv-nvidia-295.20-1vl6.x86_64 #####################
Error: Editing failed, restoring backup
# nvidia-xconfig
WARNING: Unable to find CorePointer in X configuration; attempting to add new
 CorePointer section.
WARNING: The CorePointer device was not specified explicitly in the layout;
 using the first mouse device.
WARNING: Unable to find CoreKeyboard in X configuration; attempting to add new
 CoreKeyboard section.
WARNING: The CoreKeyboard device was not specified explicitly in the layout;
 using the first keyboard device.
Backed up file '/etc/X11/xorg.conf' as '/etc/X11/xorg.conf.backup'
New X configuration file written to '/etc/X11/xorg.conf'
# nvidia-config-display enable
Error: Editing failed, restoring backup
# reboot

Error や Warning がいろいろ出ましたが、とりあえず問題なく(?)使えているようです。1920x1200 の解像度もバッチリです。重ね重ね関係者の皆様に感謝いたします。

(2013-07-26 追記)
Vine Linux の公式 Wiki にちゃんとした導入手順の解説がありました。