2021年12月4日土曜日

GMT 6.3.0 install on AlmaLinux 8.5 on VirtualBox on Windows10

AlmaLinux 8.5 に GMT 6.3.0 をソースからコンパイルしてみました。

ライブラリ類

fortran 関係とかはついでに入れたので、GMT には不要だろうと思います。

sudo dnf install lapack-devel lapack-static openblas-static \
                 openblas-devel
sudo dnf install fftw fftw-devel
sudo dnf install netcdf-devel netcdf-static netcdf-fortran \
                 netcdf-fortran-devel netcdf-fortran-static
sudo dnf install cmake
sudo dnf install gdal gdal-doc gdal-libs gdal-devel
sudo dnf install geos-devel
sudo dnf install pcre-devel pcre-static pcre-cpp
sudo dnf install GraphicsMagick GraphicsMagick-c++ \
                 GraphicsMagick-doc GraphicsMagick-devel

GMT 本体

自分の好みですが /usr/local/gmt6.3.0 以下にインストールします。

cd /tmp
wget https://github.com/GenericMappingTools/gmt/releases/download/6.3.0/gmt-6.3.0-src.tar.gz
wget https://github.com/GenericMappingTools/gshhg-gmt/releases/download/2.3.7/gshhg-gmt-2.3.7.tar.gz
wget https://github.com/GenericMappingTools/dcw-gmt/releases/download/2.0.1/dcw-gmt-2.0.1.tar.gz
gtar xfz gmt-6.3.0-src.tar.gz
gtar xfz gshhg-gmt-2.3.7.tar.gz
gtar xfz dcw-gmt-2.0.1.tar.gz
cd gmt-6.3.0/cmake/
cp -i ConfigUserTemplate.cmake ConfigUser.cmake
vi ConfigUser.cmake
set (CMAKE_INSTALL_PREFIX "/usr/local/gmt6.3.0")
set (GSHHG_ROOT "/tmp/gshhg-gmt-2.3.7")
set (COPY_GSHHG TRUE)
set (DCW_ROOT "/tmp/dcw-gmt-2.0.1")
set (COPY_DCW TRUE)
cp -i ConfigUserAdvancedTemplate.cmake ConfigUserAdvanced.cmake
vi ConfigUserAdvanced.cmake
set (LICENSE_RESTRICTED off)
set (GMT_ENABLE_OPENMP TRUE)
set (UNITS "SI")
cd ..
mkdir build; cd build
cmake ..
cmake --build .
sudo cmake --build . --target install

テスト

/usr/local/gmt6.3.0 に PATH を通すことをお忘れなく。

cd /tmp
gmt pscoast -JM16.0c -R128/148/28/46 -Da -Ba5f1WSne -W1p -P > gmt.ps
evince gmt.ps

2021年12月3日金曜日

VirtualBox on Windows10 のディスプレイ解像度

私の使っているノート型 PC (Windows 10) のディスプレイは 12.1 型ですが解像度が 1920×1200 あり、等倍で使うには文字が小さくなりすぎたりしますので、Windows 10 の設定([設定]-[システム]-[ディスプレイ])では推奨の 125% としています。

このノートPC 上の VirtualBox 仮想マシンで CentOS, AlmaLinux などをテストなどの目的で使っています。仮想マシン上の Linux で GNOME を使ったりすると、やはり表示が小さくなるので、VirtualBox (6.1.30) の [設定]-[ディスプレイ]-[表示倍率] を、特に何も考えず Windows の設定と同じ 125% にしていたら、特にターミナルなどに表示される文字が全然滑らかに表示されず、ビットの目立つカクカクした表示になっていました(Virtualbox Version 6 になってからだと思います)。VirtualBox の不具合だと思っていたので、そのような状態で我慢して使っていました。

最近、たまたま VirtualBox の仮想マシンの画面を外付けディスプレイ(100% 表示)に表示させてみると、なんと、文字などが滑らかに表示されることに気づきました。 VirtualBox の不具合だけでもないことが分かったので、いろいろな設定の組み合わせて試してみたところ、

VirtualBox [設定]-[ディスプレイ]-[表示倍率]: 120%

にすることで、それなりの文字サイズで、かつ、きれいな表示が得られることが分かりました。(上記の Windows 設定のほうの倍率とは独立している感じです)

たぶん1年以上、上のような状態で使っていたのですが、作業が非常に快適になりました。おそらく VirtualBox の表示が Windows 10 の表示スケーリングにうまく対応できていないのだと思われます。情けないやら、嬉しいやら。どこかに書かれているかもしれませんが、同様にお悩みの方がいらっしゃるかもしれませんので、共有します。